雛まつり!お雛様の飾り方は?関西や関東の違いは?三段はどう飾る?

20161209-3

33日のひな祭りの日には、お雛様を飾るご家庭も多いことでしょう。1年に1回の行事ですが、このお雛様。実は関東と関西では飾り方が違うのをご存知でしょうか?顔も微妙に違ってたりします。それと、初めてのお子さんやお孫さんに買って飾る方は要注意です。

ちゃんとした保管方法が分からずに片づけてしまうと、来年飾るときにお雛様が可哀想なことになってしまうかもしれません。

なので今回は、関東と関西の飾り方の違い・三段飾りの特徴・保管方法などをご紹介します。

スポンサーリンク

お雛様の飾り方の違い!関東と関西は?

関東と関西の飾り方はどう違うのか。詳しく見ていきましょう!

内裏雛の位置

  • 一般的に雛人形は関東雛と呼ばれている
  • 関西の雛人形は「京雛」
  • 「京雛」は関西雛とは逆で、向かって右にお内裏様

なぜ逆なのかというと、昔からの伝統で地位の高い人は右側(後ろから見たら左「左上座」)に座っていた為、お内裏様も向かった右に並べます。宮中内裏の天皇の並び方を表しているとも考えられています。

ちなみに、お内裏様は天皇陛下。お姫様は皇后を表しており、昭和初期のころは向かって右側にお内裏様を置くのが基本でした。

つまり、関東雛の並べ方は新しいスタイル『新式』、京雛の並べ方は古典的『古式』とされています。

関東雛の並べ方は明治天皇が関係しています。昔は皇居は関西にありましたが、明治天皇に代わると東京に移されました。

即位した明治天皇は洋装に身を纏い、皇后陛下の右(向かって左)に立たれたそうです。これは『右が上』という国際儀礼の考えによるものです。

それから東京中心に、明治天皇が即位したときのスタイルが定番となり、全国に広まったとされています。

20161209-5

飾り方以外の違い

  • 関西雛と京雛の顔は微妙に違いがある
  • 関東雛は目が大きい、口元がほころんでいる、可愛らしいふっくらとした顔
  • 京雛は切れ長の目、鼻筋の通った高貴な顔の京美人

人気があるのは何段?

人気なのは、コンパクトサイズの親王飾り(平飾り)です。親王飾り(平飾り)とは、お内裏様とお姫様の2体のみです。

人気の理由

  • 昔より家の面積が狭い
  • 昔は3世帯が同居していることが一般的だったが、現代では核家族が増えている
  • 核家族が増加しているため、家も狭くなり大きいものを飾るスペースと収納するスペースがない
  • 一軒家なら可能かもしれないが、マンションだと厳しい
  • コンパクトサイズだと飾ったり収納する手間がかからず楽

という理由が挙げられます。

三段飾りの特徴!

三段飾りもそうですが、一段・五段も七段飾りを元にアレンジした飾り方となっています。

三段の飾り方

  • 一番上は新王(お内裏様とお姫様)
  • 二段目は三人官女(真ん中は眉なし)
  • 三段目は嫁入り道具

三段飾りは七段飾りと新王飾り(平飾り)を間をとった飾り方です。三人官女の真ん中が何故眉なしなのかというと、平安時代の女性は既婚であると眉を剃らないといけなかったためです。

20161209-4

三段飾りのメリット

  • 手間がかからない
  • フローリングや畳の上に飾れるものがある
  • サイズによっては大きい机やピアノの上などにも飾れる
  • サイズが豊富
  • 大きいものから小さいものまで
  • 予算内で色んな種類を選べる

保管方法などは?

高級な雛人形には多くの絹を使っています。衣装のほか髪の毛なんかも絹で出来ています。なので、基本は絹で出来た和服と扱い方は同じです。

保管の際のポイント
紫外線

  • 飾っている時も直射日光による紫外線はNG
  • 紫外線によってタンパク質が反応し変色する

湿気・害虫

  • 人形にとって湿気は敵
  • 湿気が原因で変色、黄ばみ、カビや害虫が住みやすくなる
  • 害虫は湿気を好む
  • 湿気を取り除くことで、害虫が来ないと言っていいほど
  • 20161209-1

保管の際のアイテム
桐箱

  • 保管するときにオススメ
  • 湿気を一定に保つ
  • 気密性がある
  • 昔から桐箪笥が重宝されていたのはそのため
  • 雛人形に桐箱がついていない場合は別途で用意

乾燥剤

  • 防虫剤より必要性が高い
  • 特に紙製の箱に保管する際は忘れず
  • 和装用や防カビ兼用のものもある

防虫剤

  • 天然素材の樟脳がオススメ
  • 臭いが気になるようであれば風にさらすとよい
  • 金糸や銀糸、金箔には合成樟脳は相性が悪い
  • 天然素材の樟脳でも直で人形に触れてはいけない

桐箱が用意できなかった時は段ボール箱などの紙製のものでも良いのですが、害虫が入りやすく、結露ができると水がしみ込んでしまうので乾燥剤が必ず必要です。

乾燥剤は、どのぐらいの期間・どれだけ吸収できるのかなど、交換する必要がある場合もあるので吸水力に注意しておく必要があります。

保管場所にも押し入れ用の湿気取りや梅雨の時期には除湿器などの対策も忘れてはいけません。

防虫剤に関しては天然素材の樟脳や合成樟脳とかありますが、一番良いのは雛人形専用の防虫剤です。金糸などにも対応してますし、防虫期間が一年間なので手間が省けます。

20161209-2

雛人形を収納する時に準備するものは?

  • 綿手袋
  • 毛ばたき
  • 和紙などの柔らかく薄い紙
  • 梱包材(新聞紙でも可)
  • 乾燥剤
  • 防虫剤

収納手順

①綿手袋をして準備
来年出すときのことを考えて下段から順に収納

②毛ばたきで埃取り
人形、道具全てに行う
絵筆があれば細かいところに使うと綺麗に

③人形の持ち物を外す
小さく無くしやすいので注意
チャックがついている袋に入れておくとよい

④柔らかい紙や布で人形を包む
最低限、顔だけでも包む
髪型が変わらないように優しく
ティッシュや不織布のお茶パックでも可

⑤箱に入れておく
動かないように人形の隙間に梱包材や新聞紙を詰める

⑥乾燥剤・防虫剤
直接触れないように防虫剤は四隅に入れる
新聞紙を詰める場合、インクで顔が汚れることがあるので直接人形に触れないように注意しましょう。

最後に

33日を過ぎたら急いで片付けようと思うかもしれませんが、実は日にちより天気の方が大事です。湿気が多い日に片づけてしまうと湿気も一緒になってしまうため、カビや害虫の原因になってしまいます。

なので、必ず天気のいい日に収納してください。それと、飾ったときに写真を撮っておくと来年の飾りつけをする時に迷わず進めることができますよ。


スポンサーリンク